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シャトレーゼのために植えた500本のりんごの樹。

【北海道栗山地区:契約農家りんご】

おいしい素材を求め辿り着いたシャトレーゼ第二の拠点、それが北海道の栗山地区です。今から15年前、栗山地区にお菓子工場を建設しはじめた頃、たくさんの地元農家さんを訪れ、素材提供のご協力をお願いしていました。そんな時に出会ったのが、原田さんでした。

私たちが探し求めていた素材は、スイーツの甘さに負けない酸味と、焼いてもシャキシャキとした食感が残るりんごです。当初、りんご農家さんに相談していたのですが、お菓子専用りんごを栽培していただける方がなかなか見つからずにいました。そんななか、手を上げてくれたのが稲作農家の原田さんでした。「りんごは素人ですが、やってみましょう!」と快く引き受けてくれたのです。原田さんと二人三脚ではじめた試行錯誤のお菓子専用りんご栽培も今年で15年目。背丈ほどの大きさだった樹も、今はこんなにも立派に。真っ赤なりんごがたくさん実っています。

今年の畑には、色のりも良く、ずっしりと重たいりんごがたくさん実っていました。原田さんが育てた樹の特徴は、樹の勢いがいいこと。ベテランのりんご農家さんが原田さんの樹を見ると、その勢いの良さにびっくりするそうです。でも、その勢いが良すぎるのも問題だそうで、あまりの栄養の多さに花があまり咲かないのだとか。そこで、栄養を逃がすため、樹にキズを入れて、栄養分を逃がして花を咲かせているそうです。「樹が弱ると、子孫を残そうと花が咲き、りんごのみがたくさんできるんです」とのこと。確かに、摘果もほどほどに、真っ赤なりんごがたくさん実っておりました。こんなに実がついているのに、大きく育っていることにびっくり。

アップルパイやりんごのヨーグルトなど、甘酸っぱくて、シャキシャキしていて、とってもおいしいですよ。